理想と現実 2023 7 23
バイデン政権の外交戦略は、
「人道的介入主義だ」と言う評論家がいます。
言い換えれば、
「民主主義国家」対「専制国家」という二分法です。
しかし世界には専制国家や権威主義国家が多いでしょう。
こういう国々は人道的介入主義や
二分法の世界観に警戒感を持っています。
さらに欧米が進めるリベラルな価値観にも警戒しています。
そういう国々は保守的な価値観が主流でしょう。
専制国家や権威主義国家には資源国家が多いでしょう。
アメリカに対して資源国家の離反もあるでしょう。
外交戦略は理想と現実を考える必要があるかもしれません。
「親米国家ならば民主化やリベラルな価値観を受け入れろ」
これでは多くの国が離反していくでしょう。